2017年3月15日水曜日

リアルけものフレンズ アミメキリンちゃん




けものフレンズに登場する動物たちを紹介しようという企画です。10話登場のアミメキリンちゃんを紹介します。

日本で一番見れるアミメキリン

アミメキリン
お茶目顔?のキリン
舌が青い
キリンはアフリカのサバンナで見ることの出来る代表的な動物です。キリンは1種・9亜種に分類するとされていましたが、DNA解析で4種に分けられるという可能性が出てきています。

日本で見ることの出来るキリンの大半は、アミメキリンです。日本では他にマサイキリンを見ることが出来ます。2017年3月現在マサイキリンが見れるのは「円山動物園・徳島動物園・熊本市動植物園・宮崎市フェニックス自然動物園・平川動物公園」だけです。アミメキリンとは模様が結構違うので、是非見比べて下さいね。一言でいえばマシキリンのほうが斑点がごちゃごちゃしていて、アミメキリンのほうがはっきりしています。

苦みもへっちゃらキリンの味覚

キリンの主な食べ物はマメ科のアカシアなどです。このアカシアには鋭いとげがあり、これをむしゃむしゃ食べてしまいます。キリンは首が長く高いところの餌が食べられるだけでなく、棘がある木を選んで餌を安定確保できるようにしてるのです。動物園(京都市動物園)の場合、ニセアカシア・ルーサン・カラスノエンドウを与えるそうです。

地面の草を食べるアミメキリン

キリンは必ずしも高いところの葉ばかりを食べるわけではありません。たったまま地面の草を食べることがあります。動物園に行ったときも、子供のキリンが地面の草をむしゃむしゃ食べていました。

渋柿の渋み成分タンニンは様々な植物が防衛のために分泌することが出来ます。アカシアもキリンに食べられるとタンニンを分泌します。このタンニンがとても多く分泌されると、キリンは食べるのを避けると言われています。ただ、動物園の飼育員さんが書いた話によると、キリンに様々な木を試しに与えても苦い木をこので食べているように感じるというものです。苦いキハダに、松脂を分泌するアカマツと食べたそうです。キリンの味覚はちょっと分からないですねぇ…

ちなみに動物園で与えているニセアカシアは人間も食べられるそうです。初夏に咲く花をてんぷらにして食べるとか。そしてアカシア同様にニセアカシも葉にタンニンを多く含むみ苦いそうです。初夏になったら見つけて食べてみたいものです。

アニメでは座って寝ていてすぐハット起きましたが、一般的にキリンは殆ど寝ないと動物です。草食動物はゆっくり寝ていたら食べられてしまうので、うかうか寝ることもできないので大変です。

※参考文献
京都市動物園 「キリンタイムズZ6号・21号」


キリンの仲間オカピ

ズーラシアのオカピ
オカピ
2話で「オカピだぞー」という一言だけでさらっと流された動物の中に、オカピという動物がいます。アフリカコンゴの標高450m~1500m程度の森林地帯に生息します。数は少なく、絶滅危惧種となっています。日本の動物園では「上野動物園・ズーラシア・金沢動物園」の3つでしか見ることが出来ません。割と神経質な動物のようですが、私が見たオカピは人のことを気にもとめず草を食べていました。コンゴでは人の少ない森林以外にはいないそうなので、それだけ人馴れしているということだと思います。

このオカピはキリンの仲間で、キリン科の動物はオカピとキリンの二種となっています同じ青白い舌を持ちオスには小さな角が生え、確かにキリンと似た特性を持っています。ちなみにこのオカピは角が無いのでメスです。また、見えない共通点としてはワンダーネットというものがあります。これは首の周りにある毛細血管網のことで、長い首を上げ下げした時の血液変化を防ぎます。キリンとの違いは見た目がまずありますが、他に脊髄神経の分節の位置がちょっと違うというのがあります。この位置は首の長さと相関関係があるということなので、違いが出るほど首が伸びたということなのかもしれません。

※ワンダーネットは奇網・怪網とも言う、奇網・怪網のほうが一般的表現みたいです。

キリンの長い首の話

キリンの長い首は高いところの餌を食べるに役立っていますが、どうしてここまで首が長くても平気なのか気になるかと多いと思います。その不思議も要素要素をみると、他の動物が持っている要素が支えているのが分かります。それを紹介していきます。

まず首の骨(頸椎)の数ですが、我々人間などと同じ7つです。哺乳類はほとんが7つで、骨の数が沢山増えて伸びたのではなく、骨自体がたただ太く長く伸びただけなんですね。ちなみに首長竜と呼ばれていた恐竜の首は、たくさんの首が連なって出来ています。なので仕組みが全然違うんですね。

キリンは首が長くなったので、動物の中でも最強クラスの心臓が血液を脳へ届けています。この他にも脳へ血液を届けるために、動脈にも逆流を防ぐ弁があります。血管の逆流を防ぐ弁は人間などいろんな動物の静脈にもあり、血液の逆流を防ぐシステムとしては一般的です。

そして最後に先ほど説明したワンダーネットがあります。このシステムは魚の鰓、鳥の足、犬の首の後ろ、哺乳類の腎臓など様々な場所で見ることの出来ます。基本的には複雑な毛細血管網が熱交換器やガス交換器として働いています。ただ、キリンの場合は特別で、先ほど説明したように急激な血液変化を防ぐ緩衝システムになっています。キリンは偶蹄目牛亜目ですが、同じ牛亜目に属するヒツジは熱を発散するシステムとして、後頭部に他の動物と比べても発達したワンダーネットが存在します。オカピもこのシステムを持っているのを考えると共通の祖先の時からこのシステムが存在し、キリンはたまたま違うシステムとして役立ったと考えるのが自然なのではないでしょうか?

こうやって見るとキリンの首は特別な機能があるのではなく、一般的な動物が持つ機能を組み合わせて出来ているのが分かります。なのでキリンの首の謎は、キリンとオカピの間の首の長さを持つ動物の化石が見つかっていないことだけです。化石は様々な条件が重ならないと出来ないので、化石になることのほうが珍しいことです。なのでキリンの先祖が、なかなか化石にならないところに住んでいたのかもしれません。この最後のピースが埋まれば問題が解決するので、中間種の化石が見つかることに期待したいものです。

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