白黒模様の有難いやつ
優しそうな顔の マレーバク |
マレーバクは名前に「マレー」という地名が付くように、マレーシアなどの東南アジアのあたりに生息する夜行性の動物です。数はあまり多くなく、絶滅危機にあります。住み家は森林などでも水辺に暮らします。そのため乾燥には強くありません。餌は水生植物から木の芽や果実と、植物の類であれば広く食べるようです。体は結構大きく豚と牛の間ぐらいで、どちらかと言えば牛よりの大きさです。
悪夢を食べてくれる空想上の生き物「獏」の元になったとかならないとか言われています。昔はもっと生息範囲が広かったであろうことや、大昔から人類は遠方と様々な交易を行っていたことを考えれば、多かれ少なかれインスピレーションを与えたと私は想像します。その他にも仏教的にありがたい生き物とされているそうです。
分断色でカモフラージュ
ボスが説明していたように、この白と黒の模様は夜になると輪郭を曖昧にして目立たなくする効果があると言われています。このような模様を分断色と呼びます。パンダ・パンダイルカ・シャチなどいくつかの動物が似たようなパターンを採用しているところからも、特別な模様ではなく自然界では一定の効果はあるパターンのようです。ちなみに子供はイノシシのうり坊に近い模様をしています。
ここでもう少し模様について、突っ込んで考えてみようと思いまが、私の考えを多く含むので注意してください。実は違うんだよ!など、詳しく知っている方がいましたら、お気軽にコメント欄のほうへお願いします。
ではまず、大人と子供とで模様が違う理由ですが、これはおそらく天敵の種類によるものです。大人になれば体が大きいので、あまり小さな肉食獣に襲われることはないはずです。となると、襲ってくるのはトラなどの大型の肉食獣です。ネコ科の動物は一般的に色彩を見分ける能力が低いと言われています。なので一見目立つ模様でも、トラなどの特定の動物に向けてピンポイントで作用するのではないでしょうか。
次に子供の時ですが、体が小さいため猛禽類や中型の肉食獣など、様々な動物に捕食される恐れがあります。そのため幅広い動物に対して効果的な模様が必要になります。特に鳥類空を飛ぶ関係上目も良く、色もしっかり見分けられます。そのためパンタ柄のような特定の動物だけに作用するのではなく、捕食者全般に使える模様としてうり坊模様なのだと思います。また、うり坊タイプの黒っぽい色と薄い黄色っぽい二色の模様はウズラの子なども採用してることら、小型の動物が地面をうろうろするのには親和性が高いのだと思います。
鳴き声は意外と綺麗な感じ
草食動物ということで、「ヴェェー」とかヒツジやウシのように低い声で鳴くのかと思いっていました。しかし実際は「ピィー、ピィー」と高い声で鳴いていました。声も透き通っている感じで、なんだか意外です。ちょうど見た時は動き回ってる時で、フットワークも軽く軽快な印象を受けました。
お母さんバクと子バクが一緒にいるところも見ましたが、なんだか和みますよね。
南米最強のジャガーさん
天王寺動物園の ジャガーさんですやん! |
器用に寝る |
ジャガーは縄張りを持ち、基本は単独で生きる生き物です。年老いたジャガーは若いジャガーに縄張りを奪われていくなんてこともあります。ジャガーさんが最初かばんちゃんたちを無視して通り過ぎそうだったり、アライさんたちに言いたいことを伝えられないのは、元々は単独生活でコミュニケーションがちょっと苦手なのが関係しているかもしれません。
8話のライブ観客としてちょっとだけ登場したブラックジャガーはジャガーの黒色個体です。劣勢遺伝なので両親がブラックジャガーでないと、子供が確実にブラックジャガーになることはありません。日本平動物園で見ることが出来ます。
その他各話登場フレンズ-「その他各話登場フレンズ紹介一覧」
2話じゃんぐるちほー登場フレンズ-「サーバルちゃん」 「カワウソちゃん」 「フォッサさん・ミナミコアリクイちゃん・タスマニアデビルちゃん」
8話のライブ観客としてちょっとだけ登場したブラックジャガーはジャガーの黒色個体です。劣勢遺伝なので両親がブラックジャガーでないと、子供が確実にブラックジャガーになることはありません。日本平動物園で見ることが出来ます。
木登り上手のオセロットちゃん
お昼寝中のオセロット |
オセロットはネコ科の動物です。南米を中心に生息しますが、アメリカまでの南米以北にも数は少ないですが生息します。日本の動物園ではズーラシアでしか見ることが出来ません。食性は小動物・爬虫類・鳥類となんでも食べる肉食です。基本的に単独で生活します。体長は65~100cmです。南米に住む他のネコ科の動物と大きさを比較すると、マーゲイ・オセロット・ジャガーの順に大きくなります。逆に木登りの上手さは逆の順番となり、マーゲイは全ネコ科の中でもトップくらすの木登りの上手さを誇ります。PPPライブでサーバルちゃんと同じくマーゲイさんが木の上に陣取ったのは、そういう習性も関係しているんですね。
他のネコ科の動物と同じく夜行性ですが、日の出と日暮れが特に活発に動きます。アニメで木の上で寝ていたのはそのためですね。一日の活動時間は12~14時間と、結構健康的な感じの時間配分です。一枚目の写真はお昼頃で寝ていたのですが、二枚目の写真は閉園間近の夕方で起きていました。
耳の後ろに白い部分がありますが、これは虎耳状斑(こじじょうはん)と言われるものです。ネコ科の多くの動物に見られるもので、親が子供を見つけるためのものと言われています。イエネコでは失われています。イエネコに近いヤマネコ類で持っています。イエネコに最も近いリビアヤマネコの写真を見たところ、やはり虎耳状斑は持っているようです。
余談ですが、オセロットと聞いて「待っていたぞスネェ~ク!」のほうを思い出した方も多いと思います。オセロットは愛国者の手で育てられていたので、MGS3でも純粋なヴォルギン側の人間ではありません。おそらくそれが理由で、ロシアには生息しないオセロットの名前がついていたのだと思われます。
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