2017年2月21日火曜日

リアルけものフレンズ フォッサ・ミナミコアリクイ・タスマニアデビルちゃん




けものフレンズに登場する動物たちを紹介しようという企画です。今回はフォッサさんとミナミコアリクイちゃんとタスマニアデビルちゃんです。

意外と強いフォッサさん

上野動物園のフォッサ
フォッサ
フォッサはマダガスカル島に生息する固有種です。分類的にはマダガスカルマングース科フォッサという分類で、マングースに近い仲間であるものの分類学的に見ても固有のグループを形成す一団に所属しています。DNAを使った分子系統学的な分類で新たなグループと最近分かりました。日本で見ることが出来るのは「上野動物園」だけです。

大きさは中型犬と大型犬の間ぐらいで結構大きい生き物です。体重は大きさの割に軽く、5~12キロ程度です。木登りも得意で熱帯林からサバナから高地と、マダガスカル島の広い地域に生息します。食性は肉食で小動物からキツネザルまで食べ、マダガスカル島の頂点に位置します。昼も夜も活動しますが、人が多い地域などでは夜行性になります。基本的には単独での生活です。

生息数は減っており、今後も減ると予想されています。理由は森林の農地転換などによる生息地減少や、人が行う狩りによる餌の減少、更に人が持ち込んだ犬や猫とも餌で競合しているようです。家畜などを襲うため今でも良いように思われていないそうですが、生息地や餌の競合で家畜を襲う機会が増える可能性があるのを考えると、現地の人の感情面への影響も心配です。

上野動物園のフォッサ

木に登るフォッサ

上野動物園のフォッサは、上野動物園の他の檻よりもまじかに見れるで結構楽しいです。ちょうど私が見た時は運がよく、とても動き回っていました。アニメでも大きいしっぽが紹介されていましたが、しっぱで上手くバランスを取り器用に木の上をすばやく移動します。なかなか早く動くので、カメラで追うのが少し大変でした。流石はマダガスカルの頂点です。

餌を食べるフォッサ
ちょうど夕方の晩御飯の時間で、肉を細切れにしたようなものを食べていました。拡大してみて頂くと分かりますが、なかなか目力があります。檻のそばに手を近づけると危ないという警告があるぐらいなので、結構獰猛なようです。

可愛い威嚇のミナミコアリクイちゃん

餌を食べるミナミコアリクイ
餌を食べるミナミコアリクイ
手を広げて威嚇するポーズで人気の動物ミナミコアリクイちゃんです。アリクイには4種類ほどおり、その中では小型のグループです。大きさとしては小型犬ぐらいです。少し遠い仲間として、ナマケモノがいます。生息地は南米で、樹上生活が中心の夜行性です。日本では比較的多くの動物園で見られます。

主な食べ物は名前の通りアリやシロアリです。アリクイというと草原にある蟻塚のアリを食べるイメージだと思いますが、それはオオアリクイでミナミコアリクイは樹上に生息するアリを食べます。食べ方も種類ごとに違い、オオアリクイは複数の蟻塚を巡り蟻が減りすぎないよう広い範囲を食べて移動を繰り返すのに対し、ミナミコアリクイは兵隊蟻を避けながら卵を持ったアリを狙って食べます。ただし、アリの中でも蟻酸が発達種や、とても強い兵隊アリを有するグンタイアリのような種は、避ける傾向があるようです。飼育下では果物やペースト状の餌を食べますが、野生ではアリの他にハチミツも食べます。

日本はちょっと寒い?

丸まって眠るミナミコアリクイ
上野動物園でミナミコアリクイちゃんを見てきました。もともと南米の温かいところに住むので、夏は外で展示されますが冬はバードハウスのケージに居ます。バードハウス自体結構あったかいのですが、更にヒーターガンガンで丸まって寝ていした。夜行性かつ冬なので、動く気がおきないのかもしれません。ちなみに寝床にしている布は洋服でスタッフと書いてあったので、飼育員さんのお古のようです。

最初の写真では立って餌を食べていますが、上野動物園ではお昼には動物たちにも餌が与えられるので、その時はミナミコアリクイちゃんも起きていました。木の枝の上を頻繁に歩いたり、トマトを立って食べたり結構軽快にちょこまか動きます。なので動いているとこが見たければ、お昼がお勧めです。

アクティブなタスマニアデビルちゃん

多摩動物公園のタスマニアデビル
タスマニアデビル
タスマニアデビルは名前の通り、タスマニア島に生息する小型の動物です。分類としてはカンガルーなどを代表とする有袋類です。大きさは小型の犬ぐらいです。日本では「多摩動物公園」でしか見ることができません。後述の病気で急速に数を減らしています。

食性は肉食で、有袋類の中では最大の肉食生物です。大食漢でとにかく何でも食べ、小型の小動物な虫・動物何でも食べ、死肉までも食べます。ウォンバットなども食べ、時には羊すら襲うとされています。昼は巣穴などで眠り、夜に活動します。

恐怖の肉腫

オーストラリアは希少動物の保護に熱心に取り組んでおり、タスマニアデビルに対しても例外ではありません。交通事故などの残念な事故はあるものの、家畜を恐れがあっても出来る限り共存の道を模索しつつ各種取り組みが行われています。そんな中でも数を急速で数を減らしている理由は、伝染性の癌です。

タスマニアデビルは遺伝的多様性が低く、ガンが移植の要領で簡単に移ります。更にタスマニデビルはお互いをかみ合う習性があるので、個体間でガンがどんどん伝染しているのです。現在治療法はなく、健康な個体から病気の個体を遠ざけるしかありません。

タスマニアデビルも無抵抗なままやられているわけではありません。ガンによりガンに対する免疫が強く働く遺伝子を持つ個体が残り、ガンに対する免疫力が年々高まっているとされています。それでも伝染のスピードが恐ろしく早いため、どうなるかは分かりません。

最強の抗菌力を持つ母乳

タスマニアデビルを含む有袋類は、袋の中で子供を育てます。その袋が結構くさいという話は聞いたことあると思いますが、要は雑菌が袋の中で繁殖しているから臭いのです。朝歯を磨かなかったりすると息が臭くなるのと同じですね。温かく湿っているのは、雑菌にとっても天国のはずです。

そんな雑菌だかけの中赤ちゃんが生きていける理由として、母乳に含まれる強力な抗菌作用のたんぱく質があり、それはタスマニアデビルの母乳から発見されました。そのおかげで赤ちゃんは病気にならないと考えられています。

この物質はカテリシジンと呼ばれるたんぱく質酵素の一つで、動物ごとに差異があり様々種類が存在し、人も持っています。有袋類のカテリシジンは、様々な抗生物質に対抗できる多剤耐性細菌に対する切り札になる可能性を秘めています。そのためタスマニアデビルに限らず有袋類のカテリシジンの更なる研究が求められています。生物からこういった有用な未知の物質が見つかるのは、生物多様性が人間に役に立つ一例だと思います。


めちゃくちゃ動くタスマニアデビルちゃん

多摩動物公園にいったとき、タスマニアデビルは非常によく動いていました。石や大きな木の周りを二匹が追いかけるように決まったルートで周回し、何度も周回するのでその場所は踏み固められていたほどです。これだけ動くことが何でも食べる食性に繋がっているのかもしれません。

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