あらすじ
1章 アンインチホーとセルリアン
何か忘れた気もするが、セルリアンからやっとのことで逃げて来たミナミコアリクイ。逃げ切れたと思ったら、セルリアンが再びやって来て…
一方ウキウキ気分で巨大セルリアンを探すドールちゃんと探検隊一行。石だと思ったらセルリアンが!などと、何度もセルリアンと出くわしながら進んでいく。そのうちセルリアンが「立ち入り禁止区域」という、元々セルリアンが多く出現する場所から来ているのに気づく。その時「たすけてぇ~」というミナミコアリクイの声が聞こえ、助けることになる。助けた後ミナミコアリクイと話をするも色々な誤解から、「みつりょーしゃ」と勘違いしたミナミコアリクイは立ち入り禁止区域へ逃げていく。
立ち入り禁止区域へ逃げたミナミコアリクイに追いつくも、相変わらず勘違いして怯えている。そしてミナミコアリクイが「たすけて!ハクトウワシ!!」と叫ぶと、空からハクトウワシが登場!そこへ更にセルリアンまでもが登場。ハクトウワシに密猟者と勘違いされたまま、セルリアンを倒すために一時共闘することに。
セルリアンを倒し後ハクトウワシとミナミコアリクイに事情を話し、密猟者の誤解は晴れた。そしてハクトウワシが探検隊とは別にフレンズ達が組織するジャパリパーク警備隊員であることを教えらられる。セルリアンについては、「気になる場所」があると言う。一方ハクトウワシは探検隊から、サーバルちゃんが輝きを奪われたことを知り驚く。ミナミコアリクイは、やっぱり何か忘れている気がすることに気づく。それぞれの事情を知った探検隊にハクトウワシとミナミコアリクイは、ひとまず立ち入り禁止区域を抜けて「気になる場所」へ向かうことになった。
道中ハクトウワシとミナミコアリクイからフレンズ達間で、噂になっている話を聞く。フレンズをさらいパークの外に連れ出すと言われている「密猟者」、密猟者に協力したりセルリアンを操ると言われている「闇のフレンズ」、さらには「首のない馬が走り回っている」、体はクマ・鼻はゾウ・目はサイ・胴はウシ・足はトラの「怪物のフレンズ」が潜んでいるなど。
何度もセルリアンと遭遇する一行、やはり例の「気になる場所」から来ているらしい。更に進むと、本来人が居ないはずの立ち入り禁止区域で焚火の後を発見する。そのことについて議論していると、案内ロボのラッキービーストが飛び出してきた。それに加えてセルリアンまで飛び出してきた。
セルリアンを追い払らったあと、ラッキビーストに巨大セルリアンや密猟者や怪物のフレンズについて尋ねてみることに。さっきの戦いで調子が悪くなったのか、巨大セルリアンについては警戒システムのエラーで特定不能と回答。密猟者についてはパークに滞在には滞在許可証が必要でそれを持ってないと通報されるが、今は通報された者は居ないとの回答。そそれを聞いて安心する一同。焚火の後もパークスタッフのものと結論づける。怪物の噂はそれに合致する動物として、マレーバクが居るとの。どうやらそれが、勘違いされて噂が広がったらしかった。マレーバクの話を聞いたミナミコアリクイは、一同にマレーバクとは仲良しの友達だと話す。今朝も一緒に朝食を食べていた時にセルリアンに襲われたこと思い出し、それが忘れていたことだと気づいてマレーバクのことが心配になり慌てだす。それにつられてセルリアンも飛び出してきた。
セルリアンを倒した後、歩きながら朝の状況をミナミコアリクイに聞く。その時ハクトウワシが付けられている気配に気づく。「大人しく出てきなさい」と呼びかけると、ブラックジャガーが現れる。ミナミコアリクイによるとセルリアンに襲われる前二人で居た時も、ブラックジャガーがジッと見ていたらしい。ブラックジャガーに事情を聞こうとするも、一方的にマレーバクの行方について尋ねてきた上、後ろにセルリアンが居ることを警告し去っていく。
セルリアンを倒しブラックジャガーやマレーバクについて考えを巡らす一同、あまりに情報が少ないので一先ず巨大セルリアン探しを続けることに決めたドールちゃんと主人公。進んでいくと木がなぎ倒されてる場所を発見し、マレーバクのカメラまで見つける。ただ、マレーバクはセルリアンに襲われたのでなく、大きなセルリアンが居なくなった後に通っただけのようだった。そうして調べているうちに、沢山の雑魚セルリアンが何もないところから突然現れる。
セルリアンを蹴散らした後、巨大セルリアン・突然沸いた雑魚セルリアン・ブラックジャガー・マレーバクの行方と問題が山積していると話となる。そこでドールちゃんは道中でマレーバクと出会うことに期待しつつ、巨大セルリアンを引き続き追いかけることに決める。
巨大セルリアンの痕跡を追う探検隊たち、途中でドールちゃんが懐かしい匂いに気づく。詳しく調べてみると、サーバルちゃんやミライさんが巨大セルリアンと遭遇した場所らしい。そこから先へ続く巨大セルリアンの足跡。
足跡を辿って歩くも、何度も出ててくる雑魚セルリアン。ハクトウワシが巨大セルリアンが雑魚セルリアンを生み出してる気づき、空から確かめる。足跡に沿って雑魚セルリアンが居て、予測は当たっているらしい。方角を見ると巨大セルリアンは海を越えてキョウシュウチホーを目指しているようだった。
他のフレンズたちの安全のため、セルリアンを倒しながら追いかける一行。立ち入り禁止区域を抜けて本来セルリアンが少ない場所にも、沢山いるのに気づく。しかし、日も暮れてきたので、ラッキービーストにキャンプ場を教えてもらい、今日はそこで休むことに。小さなテントでぎゅうぎゅう詰めの中で横になる一同。ドールちゃんが隊長へ、「色々な事があったけど楽しかった。これからも楽しみ。いつかはサーバルちゃんやアライさん達とも探検した。」と呟き眠りにつく…
寝むっているといきなり悲鳴が、テントの外へ出るとセルリアンが。セルリアンへ倒し悲鳴の元へ行くと、ブラックジャガーとマレーバクの二人がいる。二人と話をするもブラックジャガーを闇のフレンズと勘違いしたミナミコアリクイの話も相まって、から回る会話で動転して逃げ出すマレーバク。それを追うように消えるブラックジャガー。ミナミコアリクイが誤解して逃げたときのように、マレーバクを探しに追いかける一同。
マレーバクを追いかける間も出現する沢山のセルリアン。戦いの最中油断したドール、そこに突如割って入って助けるブラックジャガー。その後も共闘続けるブラックジャガーと探検隊たち。共闘の合間に事情を聞くと、ブラックジャガーはマレーバクとミナミコアリクイを守ろうとしていただけで、闇のフレンズではなかった。そして何故ずっと見つめていたかというと、友達になって「一緒に遊んだりご飯を食べたり、ミナミコアリクイをなでなでしたり。マレーバクをハムハムしたかった」が、口下手で言い出せなかっただけだった。
巨大セルリアンとは別のボスセルリアンを倒し、マレーバクと合流した一同。誤解も解けブラックジャガーとマレーバクとミナミコアリクイは無事友達になることが出来た。探検隊から受け取ったマレーバクのカメラで、友達になった記念のフォトを撮る3人。
そしてハクトウワシは探検隊に加わりたいと申し出てくる。その申し出を受け入れ、巨大セルリアンを追いかけキョウシュウチホ―へ向かうことなった探検隊。
一方別の場所では日も暮れようとする頃カレンダという謎の女性が、ラッキービースト越しに誰かと会話している。
カレンダが会話している横にたたずむ3人のフレンズ、ブックバック・タスマニアデビル、オーストラリアでデビル。その中心と思われるブラックバックが笑いながら言う。
ブラックバック「では、我らも宴を始めるとしよう!我らが闇の宴を!!」
日が明けると1人と3人と運搬用ロボのフリッキーも、キョウシュウチホ―へ向けて旅立っていった。
登場人・・・主人公とドールちゃん達、ハクトウワシ、ミナミコアリクイ、ブラックジャガー、カレンダ、謎の人物、ブラックバック、タスマニアデビル、オーストラリアデビル
アンインチホー・・・広いジャパリパークのエリアの一つ。熱帯雨林になっているらしく、アマゾンや東南アジアの熱帯雨林に住むジャガーやミナミコアリクイにマレーバクなどが暮らしている。
カメラ・・・マレーバクが大事にする私物で、ポラロイドカメラらしい。フレンズ達は基本的に動物のように暮らすが、近代的な道具も扱えるが分かる。
立ち入り禁止区域・・・セルリアンが大量に発生する場所。定期的にセルリアンの一斉退治が行われており、ゲームのイベントとしても実装されている。
ラッキービースト・・・観光ガイドに草刈りからパーク内の通信やシステム状況把握まで可能な、万能ロボット。高性能ではあるものの、沢山のことを一気にやろうとすると負荷でフリーズする。
フリッキー・・・ボストンダイナミクス社のビッグドッグに似た、黄色いボディの四足の輸送ロボット。不整地も走破出来る高い走行性能がある。AIが搭載され自立行動も可能な高性能ロボット。