2020年10月26日月曜日

最高なものは無い! スマートウォッチの選び方




 様々なメーカーから発売されているスマートウォッチですが、現状どれも一長一短で決定版が無いのが状況です。その中で健康や運動を計測するアクティビティトラッカーとして、なるべくあったものを選べるよう紹介していきます。


機能・大きさ・電池・アプリのバランスが大事

まず大事なのはスマートウォッチの機能です。簡単に言えば値段が高いほど高機能になります。そこで日常的にスポーツはするのかなど、必要に応じた機能を選ぶことで安く必要な機能のスマートウォッチを選べます。また、スマートウォッチはまだ未成熟で日進月歩で、機能を求めるなら長く使うという選択肢は無いのが現状というのも、考慮すべきでしょう。

睡眠計測がしたい・常に付けたいとなると大きいものは使いづらいです。そうなると腕時計型よりリストバンドタイプのほうが違和感が少ないです。一方で通知や音楽機能を重視するなら文字盤が大きいタイプがお勧めとなってきます。

電池の持ちも非常に重要です。電池は低機能で大型のものほど良くなります。様々なセンサーを使うと当然電池の減りが早くなります。そしてサイズが大きいほど大きな電池を搭載できるので、電池の持ちがよくなります。

スマートウォッチを選ぶときどうしても本体に目が行きがちだと思いますが、アプリもかなり重要です。スマートウォッチのメーカーアプリだけで使う場合にはあまり問題はありませんが、自転車に良く乗るから「strava」が使いたいなど他のスポーツ関係のアプリと連携する時は問題になる場合があります。まず使いたいアプリを先にダウンロードして、気になるスマートウォッチメーカーのアプリをダウンロードして連携出来るか調べて選ぶことが重要です。

結論から言えば一先ずお試しや常時計測がしたいならMi Band、iPhoneで高機能なものが良いならapple watch、様々なアプリと連携したいならGirminあたりが選択肢になってくると思います。

センサーとしては心拍数と歩数が標準

スマートウォッチの機能としては、心拍計と万歩計と睡眠計測機能が標準です。それに加えて高級機では、GPSや気圧計が搭載されます。また、これらセンサーのデータを処理して、睡眠やストレス計測をする機能も最近は付いています。

まず万歩計機能はほぼ全てのスマートウォッチに搭載されています。これは加速度センサーを利用して歩数を計測する仕組みです。

心拍計も最近のスマートウォッチではほぼ標準です。心拍を測定する方法としてはLEDで血管を照らして読み取る方式と、心臓の電位を電極で測定するタイプがあります。スマートウォッチでは時計の裏蓋にLEDセンサーが付いており、これで心拍数を計測するのが一般的です。この方式は安価で実装が簡単で常時計測が簡単な反面、正確性にはやや劣るというデメリットがあります。最近ではapple watchが電位を読み込むタイプもLEDタイプと併用する形で搭載され始めています。

GPSはランニングやサイクリングの時の経路や距離を測定するために使われます。高価なものはGLONASS、GALILEO、QZSS(みちびき)、BEIDOUなどのGPS以外の様々な国のGNSSを利用できる傾向にあります。

気圧計は標高を測るために使用されます。なので経路記録を特に重視される方は、付いているか注意した方が良いと思います。

これに加えて登山などを意識した高価なモデルだと、電子コンパス内蔵されていたりします。

ただし、GPS機能や高度計についてはスマートフォンとの連携機能を使うことで、同様の機能を利用できる場合があります。なので、それらの使用頻度が低い方は、無くても良いでしょう。

またapple watch 6 などではマイクを利用した騒音計で、耳へのダメージも計測することが出来ます。これは他のスマートウォッチには無い機能です。センサー類の充実度や様々な連携機能で、最新世代のapple watchが一つ頭が抜けています。

Fitbitもgoogleが買収するだけあっていち早く皮膚温度センサーを搭載するなど、進んでいます。

既存センサーを活用する睡眠・ストレス計測

睡眠計測機能は加速度センサーで体の動き心拍センサーで心拍数を測り、計算処理して睡眠時間や睡眠の深さを計測します。なので、センサーよりも計算アルゴリズムによる性能差が大きい部分です。

ストレス測定も計算処理によるものです。心拍数は安静にしているときにも変動しており、この変動がストレスにより変化します。なので心拍計のデータを処理することでストレス値をある程度計算することが出来ます。

どれくらい付けるか?視力は大丈夫か?

大きさによって煩わしさや、通知の見やすさが変わってきます。

大きさという点ではリストバンド型が一番です。常時計測や睡眠計測などもしたいなら、リストバンド型が違和感が少なく素晴らしいです。ただ、電池やセンサーのスペースの関係もあり、機能が絞られたり画面サイズが小さく見づらくなってしまうデメリットもあります。そしてリストバンド部が消耗品なところもあるので、交換できるタイプであるかも重要です。

大きい時計タイプは見やすさに直結します。スポーツを頻繁にしてスマートウォッチ本体で様々なデータを確認したり、音楽アプリの操作や通知機能も重視するなら大きいタイプが当然見やすいです。視力が悪い方もそこは考慮すべきです。また、最近は常時点灯タイプも出てきてたので、時計として使いたい方はそこも注意して選ぶと良いと思います。

電池の持ち

電池の持ちは最初に書い本体の大きさと機能が一つの目安です。スマートウォッチは初期の電池の消費の悪さを反省して、最近は電池の持ちがよくなってきています。1週間前後は使える機種が多くなっています。

様々な機能のうちGPS機能は非常に電池の消費を早めるので、GPS機能をよく使いたい方はどれくらい使えるかよく調べておくと良いでしょう。

またapple watchの電池の持ちの悪さは有名で、高機能な反面フル機能を使うと1日持ちません。ただ、最近はある程度改善してきいるそうなので2~3日は持つ場合もあるので、使い方と相談といったところでしょうか。

Googleのスマートウォッチなどウェアラブルデバイス向けのOSであるWear OSを使っているスマートウォッチも、電池の持ちが良いとはあまり聞いたことがないので、良い機種はほぼないと思います。

逆にMi Watchなど中華系のリストバンド型は万歩計と心拍計測程度に機能を絞り、経路計測などはスマートフォンとの連携を前提としたり、高機能な時計型では出来る限り大型のバッテリーを搭載することで、電池の持ちを良くしている傾向にあります。

アプリの連携

スマートウォッチを買う前にスマートウォッチメーカーのアプリと連携したいスポーツアプリをスマホにインストールし、何が出来て何と連携出来るかを買う前に知るのはスペックを見るとの同じくらい重要です。

スマートウォッチはそのスマートウォッチのメーカーが出しているアプリをスマホにインストールします。これでスマートウォッチのデータが全て見られるようになります。それに加えてスマートウォッチメーカーのアプリと他のランニングアプリなどと連携をしたりしてより詳細な分析をしたり、Google Fitやi OSのヘルスケアアプリにもデータを貯められるようにするのが一般的です。基本的にはどのスマートウォッチを買ってもandroidとiOS両方で使えるのですが、apple watchとFit bitは注意です。

apple watchはappleが販売しているので仕方ないのですが、iPhoneなどiOSで使うことを前提としています。そのため追加のアプリなどは要らない反面、androidでフル機能で使うのは無理だと思ってください。そしてFitbitはどちらのOSでも使えるのですが、googleが買収したのにも関わらずヘルスケアアプリだけでなくgoogle fitとも連携が出来ず、fit bitのアプリ以外でデータを貯めることができないので注意です。一応サードパーティーのアプリを経由することでデータを貯めることは可能です。

またスマートウォッチメーカーのアプリとランニング Nike Run Clubや自転車のStravaなどのスポーツアプリと連携出来るかは、スマートウォッチメーカー次第なところがあります。apple watch、Garmin、Fitbitの3つは、殆どのアプリとの連携が出来ると思います。中華系はこの部分があまり得意じゃないと思います。

最終的には買って使ってみないと分からないですが、以上に上げた点を注意すれば大外れを引くことはないと思います。

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