2021年6月23日水曜日

アニメ紹介 AIヒューマンドラマだった Vivy -Fluorite Eye's Song-




私としてはなかなか楽しめたSFアニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」について若干のネタバレ含みつつ紹介していきます。


SFヒューマンドラマのVivy

アニメの公式HPでもそう紹介されているように、このアニメのテーマとしてSFヒューマンドラマを打ち出しています。

確かにこのアニメはAIを主役とした設定もビジュアルも練られているアニメなのですが、AIによる社会の変質や人と機械の関わり方を描いた作品というより、AI達がどう生きたかを中心に描かれていてます。以前このブログで扱ったBeatlessがAIが人類の能力を超えた世界で、主人公はAIと一緒に歩む世界を選択した上で、AIに支配される明るいディストピアを選択したというかなり技術の変化もテーマとしていたのとは対照的です。

ビジュアルのほうですが、未来的な世界観もしっかり作りこまれています。作画もかなり安定していてアクションのクオリティも高いです。この点はテレビアニメとしてはかなり良いほうだと思います。

アニメのカギとなるAIと人類の関係の4つ転換点ですが、どれも技術的な進歩というよりAIが人権を得るきっかけだったり社会的な側面をもっていて、そこは特筆すべきだと思います。

なので未来の技術によるテーマが好きな人にはちょっと物足りないかもしれません。逆に未来の世界を見るのが好きな人にはぴったりだと思います。

あらすじ

世界初の自立型AIで「歌で皆を幸せにすること」を使命に誕生した歌姫型アンドロイド「ディーバ」は、テーマパークで人々に向けて歌を歌う日々。しかし、美しい歌声に関わらず人気は無く客も殆どおらず、小さなステージで歌う毎日だった。ある日迷子の少女と出会い、その少女と仲良くなる。その少女の好きな絵本からVivyと名付けられ、メインステージで歌う約束を交わす。そしてメインステージで歌うためにも心を込めて歌うことを目標するが、心を込めるとは?ということも分からず観客も増えない日々が続いていた。

そんな時に100年後の未来から人類とAIとの戦争を止める使命を持って送られてきたマツモトと名乗るAIと出会う。彼によれば100年後に人類を不要と判断したAIにより人類は壊滅的打撃を受けると言う。それを止めるためにAIと人類の関係の転換点となった4つの事件を阻止しAIの発展を阻止し、歴史を修正する「シンギュラリティ計画」のため協力して欲しいと言ってきた。

乗り気ではな無かったVivyだが、人命にかかわるということで仕方なく協力をすることにする。しかしマツモトと共に転換点を止めるため行動しているうちに、その転換点で様々な使命を全うするために生きるAI達と出会い変わっていく。最初は少なかったお客さんも少しずつ増えていく。紆余曲折もあったが4つの転換点の阻止には成功した。

来るべき100年後が来たのだが、何故かAIが人類に対し反乱した未来は変わらなかった。それを止めるためにVivyとマツモトは…

人とあまり変わらないAI

この物語で描かれるAIはあまり人と変わらないのが面白い点の一つです。ロボットのボディによる人との違いはありますが、受け答えも人と同じ様にできますし自由意志も持っています。個性だって同一形式のボディでも、それぞれが持っています。一方で違いとして「使命」を持つことがあります。

元々AIたちは汎用性を求め多用途で開発しましたが、それでは上手く動作しませんでした。そこで「使命」と呼ばれる一つの目的に特化させることでAIの動作を成功させることが出来ました。これ持つのが人類との大きな違いです。

確かに「使命」という人にはないものに縛られていますが、それ以外は殆ど人と変わりません。更に使命の考えた方で行動も自由に変えることができます。例えばVivyの場合は「歌で皆を幸せにすること」のために、人とAIの衝突という不幸を避けて皆が歌を聞いてもらえるようにという点に結びつけていました。なので、かなり柔軟に対応できます。AIが蜂起したのも「人類の繁栄に貢献する」使命から、人がAIへ依存し過ぎたと判断し自分たちが人類となり替わり繁栄するという風なすり替えが原因です。

ロボットものだと定番のロボット3原則がありますが、それもありません。戦うことを使命に設定されれば人と戦うことも出来ますし、AIが反乱した原因もそもそも3原則のようなものが設定されていなかったのも原因だと思われます。

もう一つ人と違う点としては創造性があります。人に言われて音楽を生み出すこと出来ますが、自発的に音楽を生み出したのは100年間のなかでVivy一人だけでした。

設定は割と下手だが定番のロボット物を踏襲

このアニメではヒューマンドラマが中心で、設定に関しては古典的だったり定番の設定が使われています。

AI達は陽電子頭脳を使用しています。陽電子頭脳と言えばアシモフの作品で登場した、超古典的な設定です。この陽電子頭脳の一部はブラックボックス化しておりそれが心のような個性を生み出したり、データとして人格を読み出すことは可能でも複製することを不可能としています。人格を同一型ボディにコピーした場合、そっくりさんは作れても同一個体は作ることができません。この同一コピーが出来ないのも陽電子頭脳の古典的な特徴です。

ボディは人間を大幅に超える性能を持っています。Vivyは歌姫型なのにめっちゃ頑丈です。戦闘用プログラムだけでVivyは警備用AIと性能差を感じさせる部分は殆どなく戦うことが出来ますし、明らかにトンはある重量物を持ち上げることも可能です。こういった超人的な力もかなり定番でないでしょうか?

とっちらかりつつもざっくり紹介しましたが、総合するとアンドロイドをテーマとしたSFアニメ好きの方には、かなりおすすめのアニメです。今だと配信で一気見も手軽に出来るので、休みの日にでもどうでしょう?

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