1話「きおくのかなた」
メインの面々以外だと、カルガモとロバが登場しました。
カルガモは馴染み深い生き物で、極東アジア地域に住む生き物で本州以南で見ることの出来る生き物です。親が子を連れて歩く姿は、カルガモの引っ越しとテレビでも取り上げられて有名ですね。
ロバはアフリカ原産の生き物ですが、家畜として世界中で見ることが出来ます。体がとても頑丈で働き者な動物です。日本ではあまり家畜として普及しなかった動物ですが、軍馬ならぬ軍ロバとして活躍したこともあります。上野動物園に寄贈された年老いた元軍ロバの一文字号は、歯が無くなってしまい入れ歯を作った話が残っています。戦争では動物も酷使され悲しい話が多いです。そんな中で人に尽くした動物を労わった人に対しては、尊敬すべきだと思います。
2話「ぱんだとぱんだ」
ジャイアントパンダとレッサーパンダと、動物園の人気者が登場です。
雪でも元気いっぱいのレッサーパンダ |
ジャイアントパンダはクマ科のクマの仲間です。一方レッサーパンダはレッサーパンダ科です。実は2000年代の研究で、イタチやアライグマの遠い仲間と分かったのだ!尻尾の縞々とか見ると確かに近い気もしてきます!?
※尻尾の縞々はおそらく収斂進化で、カモフラージュためたまたま似ただけです。
※尻尾の縞々はおそらく収斂進化で、カモフラージュためたまたま似ただけです。
3話「うみのけもの」
カリフォルニアアシカとバンドウイルカで、水族館の人気者です。
カリフォルニアアシカ |
近年イルカに芸をさせることに反対する人が増えています。ただ、飼育されている動物というのは暇で、動物の福祉がより考えられてる近年では、どうレクリエーションを与えるかも大きな課題です。そう考えると負担が大きくない方法でやるのであれば、一定の意義があるとも思います。何もしないのが、動物も人間も一番つらいですからね。一方でイルカに限らず広い場所で生き物を飼育することに、大きな課題があるのは間違いありません。
そう考えると、同じ場所に住むアリツカゲラさんがヒカリコメツキの景色を知っているのも、当たり前かもしれません。
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けものフレンズ2のほそく その2
リアルけものフレンズ 各話登場フレンズ
4話「いろいろなおうち」
アリツカゲラさんとアードウルフちゃんとナミチスイコウモリちゃんが登場しました。
アリツカゲラさんとアードウルフちゃんは、1期でも登場したフレンズです。アリツカゲラさんとアードウルフちゃんは白アリと関係の深い生き物です。
一方でナミチスイコウモリは、名前の通り血を餌にする南米に住む小型哺乳類です。中々興味深い動物で、血を餌にするこに特化した特徴を持っています。小さな体で大きな動物に取り付いて血を吸うのですが、体が小さいのでこれには危険を伴います。そのため動物の呼吸音を記憶して、前日など少し前に安全に血を吸えた動物を狙って血を吸います。更に餌は基本的に血だけなので、味覚の遺伝子が一部意味を成さないものになっており、甘みもうま味も感じないとされています。
ナミチスイコウモリは約60時間ほどの絶食で、餓死してしまうと言われいます。そこでメスのコウモリは、血を吐き戻して仲間に与えます。このように仲間との協調性、つまりは社会性を持つ生き物として、研究対象にもなっています。
フレンズではありませんが、ヒカリコメツキも変わった虫です。北米南部から南米にかけて住む虫です。羽アリとなった白アリをおびき寄せて食べるため、幼虫時代に光っていると考えれています。そう考えるとあの光も、美しいとは言えなくなりますね。
フレンズではありませんが、ヒカリコメツキも変わった虫です。北米南部から南米にかけて住む虫です。羽アリとなった白アリをおびき寄せて食べるため、幼虫時代に光っていると考えれています。そう考えるとあの光も、美しいとは言えなくなりますね。
そう考えると、同じ場所に住むアリツカゲラさんがヒカリコメツキの景色を知っているのも、当たり前かもしれません。
参考文献
Nature Digest news 2006年8月号 獲物の感知 など
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