2017年9月23日土曜日

京王線でけものフレンズスタンプラリーに行ってきた! 多摩編




京王電鉄と「けものフレンズ」と井の頭自然文化園・多摩動物公園が共同開催するコラボスタンプラリーのレポートです。この記事は京王線でけものフレンズスタンプラリーに行ってきた! 井の頭編の続きで、多摩動物公園と多摩動物公園駅の紹介をします。

高幡不動駅でサーバルちゃんに遭遇

井の頭自然文化園と吉祥寺駅でスタンプを押したので、井の頭で線急行に乗り明大前駅へ向かいます。そこから京王線特急へ乗り換え、高幡不動駅へ向かいました。

高幡不動駅のけものフレンズサーバルちゃん案内看板
高幡不動駅の
サーバルちゃん案内看板
多摩動物公園駅へ向かうには、高幡不動駅で京王動物園線に乗り換えになります。そこで高幡不動駅で電車を降りて階段を上ると、動物園線のある1番線階段手前にサーバルちゃんの看板が設置されていました。

京王電鉄7000系に装着されたサーバルちゃんヘッドマーク
サーバルちゃんのヘッドマーク
階段を降りると既に電車が停車していました。列車の前後にはサーバルちゃんのヘッドマークが取り付けられていました。このヘッドマークは週替わりで、「サーバル・アミメキリン・フェネック・アフリカタテガミヤマアラシ」の順に4種類です。

電車の車体全体にも動物の絵が貼られているので、ファンシーな雰囲気を醸し出しています。車内も動物のイラストがあるので、それらにも注目してみてください。

多摩動物公園駅でスタンプ

高幡不動駅を電車が出発して約4分、終点の多摩動物公園駅に到着しました。動物園線は一駅だけの短い路線です。多摩モノレールが開通したこともあり、今では一時間3本のローカル線となっています。

けものフレンズスタンプラリーのアミメキリンスタンプ台
京王動物園線多摩動物公園の
アミメキリンスタンプ台
駅に到着したらまずはスタンプを押します。スタンプは改札内にありますが、降りる前に必ず押しておくようにしましょう。景品のキーホルダー引換所が改札外にあるので、一日乗車券を持っていないと後で入場券が必要になってしまいます。

この駅は改札が一箇所です。スタンプ台は改札近くにあるので、見すぐ見つかると思います。

多摩動物公園へ

多摩動物公園の入園料の600円を払って、入園します。

けものフレンズスタンプラリーのサーバルスタンプ台
多摩動物公園の
サーバルスタンプ台
スタンプ台は正門すぐ傍にある、ウォッチングセンター内にあります。入ってすぐの場所なので、こちらも分かると思います。

本来スタンプは入園直後でも帰る間際でもいいのですが、私は帰る直後に押してちょっと痛い目を見ました。期間限定の解説ボードがある動物が、「サーバル・チーター・アフリカゾウ・アミメキリン・タスマニアデビル・コアラ・タイリクオオカミ」の7種の動物です。スタンプ台を見れば分かるようになっていたのですが、それが分からず闇雲に歩くことになってとても大変でした。

解説ボードがある動物だけを見るなら、見学ルートとしては「サーバル→チーター→アフリカゾウ→アミメキリン→コアラ→タスマニアデビル→タイリクオオカミ」が無難だと思います。このルートならルート上の他の動物も軽く見ながら、3時間ぐらいで回れるんじゃないでしょうか。全部の動物をじっくり見たいなら、一日は余裕でつぶれるので覚悟してください。

7種の動物を紹介

それでは今回も解説ボードのある動物たちを紹介します。

サーバル

多摩動物公園のサーバル
いいでしょ高いところ!
けものフレンズでは主役のサーバルです。ネコ科の中型動物ですが、日中も結構起きています。展示スペースは二つあるのですが、この日は一頭が寝ていてもう一頭がうろうろ動きまわっていました。

少し待っていると鳴いたりもするので、是非その声を聴いてみてください。「うみゃー」とか、そこら辺の猫とあんまり変わらないです。今のところ「みんみー」はまだ聞いたことないですかね…

アニメ一話では「いいでしょ!木登り!」と言っていましたが、高いところにいることもしばしばあります。地面に寝ているわけでも無いのに居ないときは、高いところも見てみてください。

サーバルジャンプは夏に入って暑くなり調子が出ないのでお休みしています。涼しくなったら復活するようなので、もう少ししたら復活するかも?

チーター

多摩動物公園のチーター
チーター
言わずとしれた地上最速の動物チーターです。けものフレンズのアニメでは、まだ未登場です。この日は多摩動物公園についたのが遅くて見れなかったのですが、今の時期は11:30まではチーターの子供たちと母親を見ることが出来るそうなので、早めに行くのも良いと思います。

ニコニコ動画の生放送でサーバルのことを「ねこチーター」と呼ぶ女の子がいたそうですが、背中の模様が全然違うのも注目です。多摩動物公園はライオンやトラがいますが、チーターは速さに特化して体を軽量化した動物なので、足の太さを比べるのも面白いですよ。

アフリカゾウ

多摩動物公園のアフリカゾウ
アフリカゾウ
ザ・動物園!という感じのアフリカゾウです。アニメでは以外にも、ちょい役でしたね。

若いオスがいるのですが、元気を持て余していて他のゾウと牙の突き合いをしていました。「カツ、カツ」と鈍い音が周囲に響いていて、周りのお客さんも興味津々でした。近くの案内ボランティアの方によると、いつもはこんな感じじゃないそうです。いい顔いただきました!

園内にはアジアゾウもいるので、見比べるのもお勧めです。

アミメキリン

多摩動物公園のキリン
べろん!べろん!
こちらも動物園の定番アミメキリンです。アニメではポンコツ探偵でしたね。多摩動物公園にはキリンがたくさんいます。

動物園のキリンと言えばなぜか鉄を舐めるのが大好きです。その行動をやはり見ることが出来ました。動物園ごとに舐められてツルツルになってるところが違うので、今度見比べてみてください。

飼育場が広いので、パネルを見つけるのがちょっと大変かもしれません。園内マップを見ると二本の道があると思うのですが、左側の道のほうにあります。アフリカゾウのほうから行くと、ペリカン池を越えて少しのところです。

タイリクオオカミ

多摩動物公園のタイリクオオカミ
タイリクオオカミ
アニメではちょっと知的な漫画家、漫画ではポンコツのタイリクオオカミです。私としては多摩動物公園の中でも一番のお勧め動物です。

タイリクオオカミはいわゆるオオカミと呼ばれてる動物です。様々な日本の動物園でも飼育されていますが、そのほとんどは亜種にあたるシンリンオオカミです。タイリクオオカミとして見れるのは、多摩動物公園だけなのです。飼育場も広いので、見ごたえがあります。

多摩動物公園のタイリクオオカミの群れ
前に来た時の写真
前に見たときは寒かったので群れで巡回していましたが、この日は寝ているオオカミがほとんどでした。解説ボードによると夏は暑いので木陰で寝てることも多いとか。寄り添って寝るのではなく、ちょっとだけ距離をあけて寝ているのもポイントです。

こちらも飼育場が広いので、パネルを探すのがちょっと大変かもしれません。園内マップで見ると「アジアの平原」の看板のすぐ横の道の位置です。

タスマニアデビル

多摩動物公園のタスマニアデビル
タスマニアデビルだぞー Zzz
アニメではかなり雑に登場したタスマニアデビルです。日本では多摩動物公園でしか見ることが出来ないので、是非見ておいてもらいたい動物です。

見に行ったところ、全員爆睡していました。夜行性ではあるものの活発な動物です。動き回っている時はすごくよく動きます。なので、寝ているところはそれはそれで珍しい!?

コアラ

けものフレンズスタンプラリーの期間限定解説ボードコアラ
なぜか壁にある解説ボード
漫画では頻繁に登場したコアラですが、こちらも解説ボードがあります。コアラのいるコアラや館は動物園の一番端にあります。コアラの写真も載せようかと思ったのですが、寝ていた写真しか撮れなかったのでやめました… 本当によく寝てる動物です。

コアラの解説ボードはコアラの展示の少し前の壁にあります。ぼーっとしてると見逃すと思います。現に私もぼーっとしてて、コアラ館の出口まで行って無いじゃん!と思って戻って探してしまいました。

多摩動物公園駅で景品交換

多摩動物公園も観終わったので、いよいよ景品交換です。景品交換所は京王線多摩動物公園駅の改札外にある売店横にあります。そこでスタンプラリーの台紙を見せると、先着でキーホルダーが貰えます。無くなった場合はシールになります。

と、こんな感じでスタンプラリーを回ってきました。動物園の入園料と電車賃合わせても、2000円あれば足ります。一日楽しめるので、是非参加してみてくださいね!

京王線でけものフレンズスタンプラリーに行ってきた! 井の頭編




京王電鉄と「けものフレンズ」と井の頭自然文化園・多摩動物公園が共同開催するコラボスタンプラリーのレポートです。この記事は前編で井の頭自然文化園と吉祥寺駅について紹介します。多摩動物公園駅と多摩動物公園は後編の京王線でけものフレンズスタンプラリーに行ってきた! 多摩編で紹介します。

どんなスタンプラリー?

今回のイベントは「京王の電車に乗って動物たちに会いに行こう!多摩&井の頭 Zoo×けものフレンズ すたんぷらりー」というものです。京王線の駅や動物園の中にスタンプ台が設置され、スタンプを全部集めると先着で電車のヘッドマーク型のキーホルダーがもらえます。実施期間は9月21日~10月22日の一か月間で、前半がサーバル・後半がフェネックのキーホルダーです。無くなった場合はシールになります。

他にも井の頭自然文化園や多摩動物公園には、キャラクターイラスト付きの期間限定解説ボードが設置されています。「高幡不動~多摩動物公園」を結ぶ京王動物園線では、週替わりで電車の先頭車両に「サーバル・アミメキリン・フェネック・アフリカタテガミヤマアラシ」のイラストと写真付きのヘッドマークが設置されます。10月7、8、14、15日限定で、車内アナウンスがサーバル役の尾崎由香さんの音声になります。

まずは井の頭自然文化園

スタンプラリーに順番はないので、まずは井の頭自然文化園へ向かいました。スタンプ帳はスタンプ台設置個所のほか、新宿駅や渋谷駅でもゲット出来ます。基本は現地調達で大丈夫だと思いますが、心配ならインターネットで印刷もできるので印刷していってください。スタンプ台は井の頭自然文化園と多摩動物公園に一箇所づつ、京王井の頭線の吉祥駅改札内と京王動物園線の多摩動物公園駅改札内にそれぞれ一箇所づつです。

一日でも十分周りきれますが、十分に楽しみたいなら2日間に分けたほうが良いでしょう。井の頭自然文化園はじっくり見ても半日程度で見ることが出来ます。しかし、多摩動物公園が非常に広いで、じっくり見たいなら開園時刻の朝一から行ってもギリギリという具合です。

まずはフェネックのスタンプ台へ

井の頭自然文化園の入園料の400円を払って、入園します。園内は狭いので、好きな順路で見て良いと思います。

けものフレンズスタンプラリーのフェネックのスタンプ台
フェネックのスタンプ台
ヤマネコの解説小屋にある
まずはとりあえずスタンプ台へということで、フェネックのスタンプ台へ向かいました。天候の影響もあってこの日はヤマネコについての解説のある小屋内に設置されていました。今後も天候によって設置場所が若干変わるかもしれません。

限定解説ボードは4か所

井の頭自然文化園内のけものフレンズ期間限定解説ボード「フェネック」
フェネックの期間限定解説ボード
各動物園には解説ボードが期間限定で設置されます。井の頭自然文化園は、「フェネック・フンボルトペンギン・カピバラ・アフリカタテガミヤマアラシ」の4つです。全部写真を載せてしまうと面白くないので、動物のほうを中心に紹介したいと思います。

フェネック

井の頭自然文化園のフェネック
フェネック寝てるのだ!
アライさんといつも一緒にいて、けものフレンズでは準レギュラーですね。井の頭自然文化園では沢山飼育されています。地面も本来の生息地に近い砂になっているのも特徴です。ただ、だいたいの時間寝てます… この日も皆寝ていて、動いた!と思ってもちょっと移動して寝るだけとかそんな感じです。前回来た時もそんな感じでした。他の動物園でもこんな感じなので、フェネック自体どこもこんな感じです。寝る姿だけでも可愛いのですが、ちょっと物足りないです。

カピバラ

井の頭自然文化園のカピバラ
眠っているよよよ…
アニメでは9話「ゆきやま」の温泉で登場したカピバラです。その実態はデカいネズミと、言わずと知れた人気動物です。カピバラは昼でも動くほうの動物ですが、この時は小屋に入って寝ているようでした。

フンボルトペンギン

井の頭自然文化園のフンボルトペンギン
ふるるー
フンボルトペンギン!
PPPのふるるーでおなじみの、フンボルトペンギンです。日本中の動物園ほぼどこでも見れるので、見れば他でも居たなーってなると思います。泳いでいる個体も居ましたが、だいたいが寝ていました。立って寝ているのもいて器用です。前回はギエーギエーといった感じでけたたましく鳴いていたので、違う一面が見れました。日中でも活動していて、思い思い違う行動をとったりするので、他でみたフンボルトペンギンと比べるのも良いと思います。


アフリカタテガミヤマアラシ

井の頭自然文化園のアフリカタテガミヤマアラシ
寄り添って寝てる!?
列車のヘッドマークにもなっていて、今回のイベントの主役でもあるアフリカタテガミヤマアラシです。アニメでは「へいげんちほー」で登場しましたね。

この写真を見て「なんだ、普通に寄り添って寝てるじゃん」と気づいたあなたは鋭いです。エヴァンゲリオンでも登場した「ヤマアラシのジレンマ」の例えですが、嘘だというのが分かります。ヤマアラシはトゲを立てたり閉じたり出来るので、寄り添って寝ても全然平気です。

また、アニメのCGだとピンとトゲが立っていましたが、実際はトゲの中が中空なのでしなりがあります。カメラの望遠機能などをつかって、トゲの様子をよく観察してみると面白いですよ。

アライさんもいるのだ!

ちょっとお疲れな井の頭自然文化園のアライグマ
ちょっと疲れたのだ…
井の頭自然文化園で是非見ておいて欲しいのは、アライグマです。準レギュラーキャラなのに、紹介パネルはありません。

意外ですが都内の動物園ではここでしか見れません。ここの動物園は地味な動物が多い代わりに、ハクビシン・タヌキ・アナグマ・テン・キツネと、日本の里山の動物が揃っているのが良いところです。それらを比べながら見ておくと良いですよ。特にタヌキ・ハクビシン・アライグマは大きな河川敷や公園を中心に、区内にも生息しているので覚えておいて損はないです。

この日のアライグマはちょっとお疲れ気味のようで、壁にもたれかかっていました。おじいちゃんアライグマ一頭しかいないので、外にいないと思ったら室内のほうを見てみてください。

吉祥寺駅で京王線へ

けものフレンズスタンプラリーのアフリカタテガミヤマアラシのスタンプ台
京王井の頭線吉祥寺駅の
アフリカタテガミヤマアラシのスタンプ台
井の頭自然文化園を一通り見たので、今度は多摩動物公園へ向かいます。まずは京王井の頭線吉祥寺駅にある、アフリカタテガミヤマアラシのスタンプ台へ向かいます。

スタンプ台は改札内にあります。一番線ホーム側壁の改札に近いところにあります。分かりやすい場所なので、すぐ見つけられると思います。電車が1番線に着いた直後だと人が凄いので、写真を撮りたい人はそのタイミングからずらすのをお勧めします。

吉祥寺駅は結構人が行き来しています。自意識過剰と思いのつつも、なんとなく視線を感じつつスタンプを押します。そして井の頭線急行で明大前駅へ向かいます。

一日券はお得?

京王線では京王線全線を乗れる1日券が、大人900円で売っています。京王線自体の運賃が安いので、元が取れるか微妙なところです。

例えば全線京王線経由で新宿駅出発の場合は、「新宿~吉祥寺駅」が195円・「吉祥寺~多摩動物公園」が340円・「多摩動物公園~新宿」が340円で合計835円です。(※SuicaなどICカード使用時の値段)結構乗ってるのに元が取れそうでとれないんです。なので、基本的には買わなく良いと思います。


2017年9月14日木曜日

どうして? 進まない4K対応カメラ




iPhone 8・Xでやっと4K60Pがスマホに対応しましたが、まだまだ4K30Pも一般的ではないと思います。カメラで4K動画がなかなか普及しない理由を紹介します。

4KはFHDの4倍!

地デジ切り替えに普及したがのがFHDと呼ばれる規格です。縦横1080×1920ずつのドット数となり、一秒間に60の規格コマが平均的です。最近のスマホやビデオカメラであればこの規格までは、多くが対応しています。

対して4Kは縦横2160×3840ずつで、面積当たりFHDの4倍となります。この4倍というのが厄介で、画像処理や廃熱を難しくしています。そのためスマホ・ビデオカメラでも高級機が一秒間で30コマの動画まで対応しています。これがいわゆる4K30Pというやつです。そしてパナソニックミラーレス最上機のGH5やappleのiPhone X・8という、高級機の中でも最上位の一部がやっと秒間60コマに対応しました。

4K60Pや4K30Pという表現がありますが、〇〇Pは一秒間当たりのコマ数のことです。30コマなら30P、60コマなら60Pという具合です。

30コマと60コマの違い

秒間30コマと60コマの違いに触れますが、一言で言うのは難しいのですがあえて言うとすればリアリティの違いです。また、運動会の撮影などホームムービーの用途では、30コマで撮影するのは技術が求められます。なので一般的な用途には60コマが向いています。

さまざまな技術的課題が阻む

大きくわけて画像処理と廃熱の問題で4Kの普及が難しいのですが、それぞれ見ていきましょう。

画像処理問題

処理チップの速度

最近は半導体の処理速度がどんどん上がっていますが、それでも4Kを処理するのは重たい作業です。そのため高性能な処理チップが必要で、価格の安い機種には搭載しずらい現状があります。

転送速度

4Kは単純計算4倍の記録容量が必要になります。そのためSDカードなどの記録チップへも、4倍の速度で書き込む必要があります。書き込み速度が早くなった分性能が求められるので、記録するカメラ側も記録される記録チップの値段も高くなります。

スマートフォンのように記録チップが内蔵されているものは、より大きく価格に影響が出てきます。

動画圧縮技術

記録容量が増えないよう、動画圧縮技術を改善する方法もあります。最近の動画圧縮技術の主流は、H.264と呼ばれる技術です。FHD動画の大半はこの技術を使っています。

これに代わる技術として、H.265通称HEVCやVP9という動画圧縮技術があります。H.264に比べると、2倍の圧縮率を誇ります。どっちも難点として計算が複雑になる点があります。そのため処理チップに求められる能力が、更に必要になってしまいます。

廃熱問題

チップの廃熱

上記のような理由で高性能な半導体が求められるのですが、それにより廃熱が増加します。廃熱によりチップが熱くなると、動作が停止したり熱により壊れてしまいます。

本体の大きさ

熱が出るなら熱を上手く逃がせばよいのですが、ビデオカメラやスマートフォンは小さいのです大変です。本体が小さいのでファンや大型のヒートシンクを載せることが出来ません。なので、いかに効率的に熱を逃がすかの設計が重要となります。

iPhoneは廃熱が凄い?

まだ実機のレビューが出てないのが断定はできないのですが、iPhone Xや8シリーズは廃熱の設計が凄いと思います。処理チップや記録チップはiPhoneが高級機であるため十分予算がかけられるので、比較的十分な処理性能を満たすことができます。ですが、廃熱は物理的な問題で、設計技術でしか対応できません。とくにスマホに比べて比較的大きいビデオカメラですら普及していない4K60Pでの廃熱を可能にしたのは、とても凄いと思います。

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