2016年6月23日木曜日

HDR-SR12フレキシブルケーブル交換で超お得!




2008年にSONYから発売されたビデオカメラHDR-SR12/SR11のフレキシブルケーブルを、自己責任の下に格安で自力修理しようという話です。

修理できる故障の種類は?

修理出来ると思われる故障は、以下のような液晶モニターの故障です。

1. バックライト切れ
2. タッチに反応しない
3. 液晶が見れないetc...

HDR-SR12/SR11の場合に限ってですが、これら故障は本体と液晶をモニターを繋ぐフレキシブルケーブル内の配線切断の可能性が非常に高いです。SONYに修理を出せばそこそこお金がかかると思いますが、古いカメラであまりお金を出したくない・他の故障が今後起きるかもなどと躊躇している方も居るかもしれません。その場合の奥の手として、自分でパーツを手配して修理するという方法があります。その場合は、最安で1000円・作業時間2時間程度で修理できます。

ただし、自分で中身を開けてしまうと、当然保障の対象外となります。後でSONYに直してくれとは頼めません。確実に直したい、故障部位が違う可能性があるなどの場合は、絶対にお勧めしません。あくまでも自己責任の元に修理を行い、直らなくても泣かないという方だけ行ってください。

最初に一読を

最初に読んで欲しいものとして、「らっしゅ」さんのブログ記事があります。

このブログは非常に詳しく修理の方法が解説されていて、素晴らしい記事です。なので、あえて全ての手順については書かず、要点とその補足としてなるべく多くの人が分かるように当記事を書いて行きます。

次に読んで欲しいのはサービスマニュアルです。
サービスマニュアルは修理などの時に使うマニュアルです。この中にフレキシブルケーブルの修理方法も記載されているので、必要に応じて参照してください。

部品を手配

eBayより画面の一部を引用
eBayより画面の一部を引用
矢印の商品がFP-807
まずはフレキシブルケーブルを手配します。海外通販サイトのeBayで「FP-807」と入力して検索してください。その中でケーブルの型番を示す「FP-807」の他、フレキシブルケーブルをあらわす「Flex」と、ビデオカメラの型番「SR12」「SR11」と入った商品名が出てくるので、それを選んでください。

eBayより画面の一部を引用
eBayより画面の一部を引用
赤線部分に注意
そうすると上のようなページになると思います。ケーブル自体の値段以外に、まずは評価の高いかどうかを確認してください。次に日本に発送できるか、送料はいくらか確認してください。この時注意して欲しいのは、荷物を追跡出来そうなところかどうかと大雑把に言って送料が高いほうが早く確実に荷物が届くということです。

私の場合は日本円換算のケーブル2本入りで630円、送料が105円のにしました。これでちゃんとトラッキングが出来て、無事中国からシンガポールを経由して届きました。送料100円程度の格安便なので、1ヶ月程度かかりました。オプションでもっと早く出来たりもするので、そのあたりも考えて決めてください。

支払いはPayPalがお勧めです。詳しい説明は割愛しますが、PayPalを経由すればJCBを含めた様々なクレジットカードで安心して支払いが出来ます。

まずは準備

・+の精密ドライバー(必須)
・サービスマニュアル(必須)
・両面テープ(あれば)
・スマホかカメラ(必要に応じて)

まず準備して欲しいのは上記の三つです。必須なのは本体を分解するのに必要な+の精密ドライバーです。カメラのネジは非常に小さい反面、きつくは締められていません。もしドライバーのサイズがあっているか分からない場合は、ネジで実際に試してみて少しでも滑るようなら即やめてください。正しいサイズでないとネジを潰し修理不能になります。逆にあっていれば簡単に外せます。100均一で売ってるものでも大丈夫だと思いますが、お金に余裕があるならちゃんとしたもののほうが使いやすいです。

最初に紹介した「らっしゅ」さんのブログを順々に読めば不要だと思いますが、分からないところがあったら焦らずマニュアルも参照して修理してください。

両面テープは必須ではありませんが、フレキシブルケーブルに付属している両面テープが弱っていたりする場合があります。その時あると便利なので、準備しておくと手早く作業が出来ます。

スマホ・カメラも必須ではありません。順々に撮影していくと分からなくなった時に楽なので、記録しながらの修理をお勧めします。


いざ修理へ

1.電池を外す
2.液晶パネル側のネジを外す
3.ヒンジカバーとヒンジ部のネジを外す
4.底面の液晶側のネジ3つを外す
5.バッテリー取り付け部の液晶側のネジ2つを外す
6.液晶モジュールを外す
7液晶モジュールの.ヒンジを分解する
8.フレキシブルケーブルを外す
9.フレキシブルケーブルを折る
10.は8→1へ逆に組み立てる

1~10が大まかな流れです。私のようなそこまで分解作業の慣れてない人間でも、ここまでの行程を1時時間半強で出来ました。まったくやったことが無い人なら2時間以上、手馴れた人なら1時間程度で作業が可能だと思います。

それでは補足に入ります。
HDR-SR12修理説明写真
本体と写真の面を外すときです。丸く囲んであるレンズ側へはめ込むような形となっているので、そちらからいきなり力を加えないほうが良いと思います。様子をみながらゆっくり外してください。凄い力を加えなくても外れるはずなので、ある程度力を入れて外れないときは力を入れる方向を変えてください。

HDR-SR12修理説明写真

次に液晶モジュールの裏蓋を外すときです。丸く囲んでいる部分から爪を入れて、少しずつ矢印に沿って外していってください。マイナスドライバーを使っても良いですが、傷がつくので最初に爪を入れるスペースを作ったら、その後は使わないようにするのがお勧めです。

HDR-SR12修理説明写真
ヒンジ部のプラスチックカバーですが、白い○の部分から先に外すようにしてください。この二つを外せば簡単に外せるはずです。


とまあこんな感じです。基本的には「らっしゅ」さんのブログ記事を読めば修理できると思います。補足部などで、もし間違ってますよ!とかあったらコメントを下さい。

とてもお安く修理できるので、自己責任ということを理解した上で検討してみてください。私としては、悪天候の時も過酷な旅行の時も映像を撮影し続けてくれたカメラが治ってとても嬉しいです。メインとしては使うことは無いかもしれませんが、思い出のカメラなのでたまに使ってみようと思います。

2016年4月24日日曜日

理研で液侵型スーパーコンピューターShoubu(菖蒲)を見てきた




2016年4月23日に理化学研究所和光地区の一般公開があったので、そこで見たスーパーコンピューターShoubu(菖蒲)について紹介したいと思います。

珍しい液侵冷却を採用

フロリナートに浸されるShoubuの基盤
基盤がフロリナートに浸されている
一般的にパソコンの冷却と言えば、ファンで送風して冷やす空冷が一般的です。スーパーコンピューターShoubuは液侵冷却という特殊な冷却を行っています。簡単に言えばパソコンを丸々液体の中に沈めてしまうということです。普通そんなことをすればパソコンは壊れてしまいますが、液体に「フロリナート」という絶縁性の高い液体を使うことでクリアしています。

Shobuに実装されている基盤
これの何が良いかと言いますと、まずは密度を高めることが出来ることです。空冷の場合は空気を使う制約上、容積あたりのサーバーラックの密度には限界があります。液侵冷却を採用することで空気を越える高効率で冷却することが出来、サーバーの密度を高めることが出来ます。

次のメリットは専用のサーバールームを構築しなくて済む点です。サーバーはサーバー自体を冷やすたまに冷房をガンガン効かせることの出来るサーバールームを作り、その中にサーバーを置くという非効率的なことをしています。Shoubuでは液体で冷却するため、温まった冷媒を配管で外まで送り、外の熱交換器で直接冷却することが出来ます。そのため効率的な冷却を可能としています。

スーパーコンピューターShoubu菖蒲のラック
Shoubuのタンク
100Lほどのフロリナートが充填されている
デメリットとしては冷媒として利用しているフロリナートが非常に高いということです。理研では1Lあたり一万円以上で購入している言っていましたが、そのフロリナートを一つのサーバーラックあたり100Lも使うことです。それでも高密度に配置できることや高効率で冷却することで、サーバー数を減らしたり電気代を削減することできたり、フロリナートの揮発性が低く頻繁に補充する必要はないとのことで、空冷と比べると元がとれるという話でした。ちなみにこのフロリナートは人体への影響は少ない物質とのことです。実際に私も触ってみましたが、少しヌルっとした液体という程度で刺激などは感じませんでした。

演算部には独自チップ採用

Shoubu仕様表
Shoubu仕様表
Shoubuのノードは「intel Xeon E5-2618V3」1つを中心に、一枚あたり1024コアを搭載する特殊チップ「PEZY-SC」4つで構成されています。

Shoubuのブリック
ブリック
このノードが4つ集まることでブリックという単位になり、そのブリックが銀色のタンク一つあたり16枚沈められています。

ここで肝になるのは「PEZY-SC」というチップです。このチップはMIMDと呼ばれるタイプの物で、「PEZY-SC」の場合は比較的な中身が単純な構成のチップを1024個搭載し並列処理を行うというものです。この特殊なチップと液侵冷却という効率的な冷却で、スーパーコンピューターのエネルギー効率を競うGreen500で1位を獲得しています。

用途としては画像処理などのGPUが担っているような分野が得意のようです。

汎用性に欠けるShoubu

ここまででShoubuが非常に優れたスーパーコンピューターであることが分かっていただけたと思いますが、Shoubuには大きな弱点があります。それは汎用性の無さです。

「PEZY-SC」は簡単な計算を複数同時に行う並列処理は確かに得意ですが、複雑な一つの計算を行うという点ではあまり強くありません。さらに「PEZY-SC」は日本のベンチャー企業「PEZY Computing(ペジーコンピューティング)」が独自に開発したため、一般的なパソコンで使うようなプログラムを動かすことが出来ません。なので、プログラムを書く難易度も高めといえると思います。そのためか、理研でどのような用途向けかを聞いたときも若干歯切れが悪かったように感じます。



「PEZY-SC」の一世代前にあたる「PEZY-1」はポータブル超音波装置に搭載されている実績があるようですが、そいった高付加価値をつけられる分野でしっかり地位を固めていけるかが、今後の発展に関わってきそうです。

2016年2月23日火曜日

火星植民者宇宙海賊とマン博士




最近映画「オデッセイ」と「インターステラー」を見たのですが、多くの共通点がありながら反するところも多くて面白かったので記事にしたいと思います。

1.宇宙物のSF映画

どっちの映画も宇宙物のSF映画で、SFらしいSFだと思います。

まず「オデッセイ」ですが、有人火星探査で火星へ行き、火星脱出の際の事故で一人取り残されて生き抜く話です。最終的には火星最初の植民者で宇宙海賊で人類最速のアイアンマンという、わけわかんない感じになります。火星探査ということですが、実際にNASAでも計画が進められています。映画なのでリアルでない部分もありますが、近未来の話で足のついている感じです。劇中で「マッド・デイモン」が演じる主人公「マーク・ワトニー」を助けることになる火星探査機「マーズパスファインダー」も、本当に火星を探査した人工衛星でリアルさを引き立てます。

一方「インターステラー」は「地球ヤバイどうしよう。じゃあ人類の住める新しい星をワームホールを使って探しに行こう」と言う話で、「オデッセイ」と違ってリアリティ重視ではありません。まずワームホールですが、謎の五次限人が親切で作ってくれた可能性が高いとか非常にふわふわした理由で存在の説明がなされます。時代設定は今から100年も経っていない雰囲気でありながら、コールドスリープが完成されていたり、重力制御の理論が完成まじかであったり現実との整合性は意識していません。

2.マッドデイモンが取り残される

どちらの物語りもマッドデイモンが一人とり残されます。

「オデッセイ」のワトニーは、植物学者であり不屈の精神の持ち主です。一言で言えば少年マンガの主人公のようです。生き残るために実験用ジャガイモを育てるため、人糞から肥料を作り宇宙船の燃料から水を作り育てるなど、自分の持つ知識をフル動員して頑張ります。途中何度か絶望的な自体に陥ったときも立ち直り、地球と交信がとれるようになった後も悪態をつきながらも自分を取り残したクルーを気遣う優しさを見せます。本当にナイスガイです。

「インターステラー」に登場するマン博士は本当に最低です。こちらは主人公ではなく、先行して植民惑星を探しにいった探査クルーの一人です。本来は「人類の居住に適した星の時だけ地球へシグナルを送り、そうでない時は諦めることを受け入れろ」という内容で地球を飛び立ちました。しかし、自分の付いた惑星が人類の住めない惑星など気づいたとき、寂しさのあまり地球へ信号を送ります。これだけなら可愛いものですが、主人公達がその惑星に着いたときには不都合な事実を隠蔽し、一人母船を奪って地球へ帰ろうとするという最低なことをします。遠い宇宙に取り残されたという心情を考えれば理解は出来るのですが、そういった部分は描写されないので視聴者としてドン引きです。

3.勇気と愛

両作品ともに単純にエンタメということでなく、人間の持つ力がテーマの一つとして画かれています。

「オデッセイ」はポスターのコピーだけ見ると感動ものって感じもありますが、どっちかというコメディで勇気が貰えるよう感じました。爆発するシーンがあるのですが、爆発で頭がチリチリになるんて久々に見た気がします。それに加えて火星で一人前向きに頑張る姿は、勇気が貰えました。少し落ち込んだときに、気楽に見ると良い映画だと思います。

「インターステラー」は愛などの目に見えない力がテーマの一つです。日本人的には縁と言ったほうが良いのかも知れませんが、そういった人と人の結び付きのには本当に力があり、それが世界を救う鍵という描写があります。ちょっとロマンチックですね。こっちは夜しっとりした雰囲気で楽しむほうが向いていると思います。

散らかった文章になっしてしまいましたが、両作品共に面白い映画なのでSFファンにはお勧めです。

2015年12月13日日曜日

祝・ミクさん金星に到達




惑星探査機「あかつき」が金星に到達しましたが、ミクさんも金星へ到達しました。というお話なんかを紹介します。

どうやって金星へ

JAXAでは「あかつき」に限らず宇宙開発をPRするために、名前やメッセージを金属板に無料で掲載するキャンペーンを行っています。このキャーンペーンでゃ団体で応募することでプレートを丸々使うことが出来ます。そこで森岡澄夫氏が初音ミクを金星に送ろうプロジェクト立ち上げ、10000人の応募が集まりした。無事メッセージやイラストを印刷したプレートが、あかつきに搭載されることになりました。そして2010年5月21日に鹿児島県種子島宇宙センターからH-2Aロケットで打ち上げられ、宇宙へ旅立ちました。

ここまでは良かったのですが、金星軌道到着直前の軌道変更でトラブルが発生しました。燃料の逆流を防ぐ弁が正常動作せず、予定の軌道に投入することが出来ませんでした。それでもJAXAは諦めず様々な検討を行い、あかつきを最低限の機能で維持を決定。チャンスが巡ってくる5年後2015年に軌道投入を目指すことにしました。

そして、本来の予定からちょうど5年遅れた、今年2015年12月7日に金星の軌道へ投入することが出来ました。今後のあかつきの予定としては、金星の大気について観測することです。そして金星の気象について解明を進めるだけでなく、地球と比較することで地球の気象についても解明することを目指しています。ただ、予定よりも5年ほど遅れての観測開始のため、当初の設計寿命を越えていてます。機材の劣化なども心配されていて、今後も難しい運用が続きそうです。

永遠に残るプレートの未来?

ミクさんを金星に送ろうプロジェクトのHPでも紹介されていますが、SFマガジン2011年8月号・初音ミク特集号で、このプロジェクトを題材にした小説が掲載されています。だいぶ前に読んだのでかなりいい加減ですがあらすじは、「人類滅亡後の太陽系を訪れた宇宙人が探索をするも、人類の詳細を知る痕跡はなかなか見つからない。手がかりを探し続けていると、あかつきを発見。そこにはミクさんのプレートがあって宇宙人は思いもよらぬ想像を巡らす・・・・」とかだったと思います。

一見ただの妄想のように思える話ですが、あかつきは運用観測後も長い間宇宙を漂う予定です。なので人類が滅亡したあとに宇宙人が本当に拾うかもしれません。宇宙人がミクさんを拾ったらどう解釈するのでしょうか?そこから新たな創作が生まれるかもしれないと思うと、とてもワクワクします。

余談ですが、SFマガジン2011年8月号はミクさんを題材にした複数の短編小説や、各種インタビューも載っていたりて、一読の価値があります。中古本も高騰したりしてはないないので、是非お勧めです。

外部リンク

2015年11月1日日曜日

Xperia Z4のちょっとだけマニアックなレビュー




Xperia Z5が発売された今だからこそ、お安くXperia Z4への乗り換えを検討している方もいると思います。なのでちょっとマニアックなZ4の使い勝手について紹介したいと思います。

最初にフォローしておきますが、Z4は結構気に入っています。ただ、気になる点がないわけではないので、その気になる点を中心に紹介します。

ホワイトノイズは多め

Xperiaの売りの一つに高機能なオーディオ機能があります。そこでイヤホンのホワイトノイズが気になる方も多いと思います。あくまで私が使用していたXperia Z ・ Z2との体感での比較ですが、それらよりZ4はホワイトノイズは大目です。個体レベルの問題かと思い家族のZ4で音楽再生をしてみましたが、自分が持つZ4同様にホワイトノイズは大目でした。

もう一つオーディオで気になる点で言えばノイズキャンセリングの不具合です。対応していないイヤホンなのでSONYを責めるわけにはいきませんが、古いSONY製ノイズキャンセリングイヤホンは対応していな場合があるようです。ウォークマンのX-1000シリーズに付属していたMDR-NC020というイヤホンを持っていたのでZ4で試しましたが、ノイズだらけになってしまって駄目でした。

4K撮影時は条件によってかなり左右される

Z4は今話題の4K撮影が出来ますが、撮影時は酷く発熱します。一部レビューでは数分で撮影不能になるとありますが、半分合っていて半分間違っています。外気が真夏のような状況だと数分で撮影が出来なくなりますが、今の時期のような涼しい時期であれば10分以上の撮影も十分可能です。結局は放熱が上手く出来るかの話なので、外気の温度や風の有無でかなり左右されます。

試行錯誤が必要なので万人向けとはいえませんが、私は4Kで積極的に撮影をしています。癖を覚えれば十分遊べるので、是非挑戦してみてください。

HEVCは容量削減になるが使い勝手が悪い

Z4のCPUはクアルコムのSnapdragon 810を採用しています。このCPUにはハードウェアAVCエンコーダーのほかに、HEVC (H.265) エンコーダーを搭載しています。そのおかげで4K撮影時にHEVCでの録画も可能なのですが、録画後が使い勝手が悪いです。

まずYouTubeへのアップロードは、YouTube側が未対応のため出来ません。私はペガシス製の編集ソフト TMPGEnc Video Mastering Works 6 を使っていますが、HEVCの場合は映像を読み込むことが出来ませんでした。おまけにPCでの再生負荷も大きめです。なので、撮影後にいろいろな利用を考えている場合は避けたほうが良いと思います。

ただし容量に関してはメリットがあります。AVCの場合は50Mbpsを越えるビットレートでの撮影になりますが、HEVCの場合は35Mbpsちょっとのビットレートで、録画のファイルの容量は目に見えるレベルで違います。再生互換に関してはVLCやMPC-HCなど有名どころなら問題なく再生可能です。単純に撮影しておくだけでよい方はHEVCでの録画は有りだと思います。ちなみに音声はどちらを選択してもAAC128kbps前後です。

カメラは綺麗だけどアプリの関連が弱い

Zシリーズはカメラが綺麗です。1/2.3サイズのコンデジレベルのCMOSセンサーにF2.8のレンズで、かなり綺麗に写ります。私が持っているHX50Vと比較すると、それを上回る解像感・色合いでした。

普通の方なら十分だと思いますが、このブログを見て下さるような方はもっと使い倒すと思います。そうなると不満な点が出てきてしまうと思います。まず付属のカメラアプリにはグリッドラインや水準器が表示できません。今のデジカメの多くの機種で出来るので、そこは妥協して欲しくないところです。

もう一つは外部アプリの連携の弱さです。サードパーティー製のアプリを使ったカスタマイズできる点がスマホカメラの長所だと思いますが、Z4はシェアの低さが問題なのかフル機能で使えない場合があります。そういった面が気になる方は、Galaxyやnexusシリーズはフル機能で使える場合が多いので、そちらをお勧めします。

2015年4月19日日曜日

理研 一般公開2015和光地区 Part2




前回の記事Part1の続きです

スパコン Hokusai great wave

Hokusai great wave のロゴ
Hokusai great wave のロゴ

Hokusai great waveは2015年4月に登場した新型スーパーコンピューターです。現在日本には3箇所でしか稼動していないシステムです。

Hokusai great waveに組み込まれているFX100
京の後継機 FX100

3つのシステムからなるスパコンで「京の発展型のマシン」「Tesla搭載のGPGPUマシン」「1ノード1TBのメモリを搭載するマシン」の3つを同じネットワーク・ストレージに繋ぐことで、ユーザーは複数のシステムをシームレスに使用することが出来ます。
FX100のシャーシとメインボード
FX100のシャーシとメインボード

また、「京の発展型のマシン」FX100は京の10倍の処理能力を持ち、京から2世代進んだものとなっています。

Hokusai great wabeのストレージシステムの一部
ストレージシステム
このシステムは理研の職員が研究のため利用するための計算リソースとして用意されたものです。なので、ジャンル問わず様々なプログラムが走っています。

理研のふえるわかめちゃん

ふえるわかめちゃんの胞子体
ふえるわかめちゃんの胞子体

リケンと言えば「ふえるわかめちゃん」を思い浮かべる方もいるかと思いますが、「ふえるわかめちゃん」のためにワカメの品種改良の研究も行っています。

ワカメは新芽ワカメなら柔らかくてそのまま食べれるのですが、大きく育ったワカメの場合は芯抜きという作業が必要になります。この作業が結構な手間で、ワカメ生産者の高齢化が進む今では大きな負担になっています。

また、ワカメは1年程度かけて大きく育てて収穫するのですが、収穫期が一度ということはその時期に負担が集中してしまい、各種加工設備もそのピークにあわせる必要が出たりしてきます。

それを解決するためにワカメの生育を早め年に何回も新芽ワカメを収穫しようということで、ワカメの品種改良を行っています。

この品種改良のとき役立つのが理研の重イオンビーム技術です。ビームをワカメに当てることで突然変異を促し品種改良のスピードを速めることができます。

わかめちゃんサンプル
新商品のサンプル

そんなこんなで品種改良が行われてきたのですが、完成は近いそうです。今回そのサンプルを配っていました。

食べれば食感が全然違うのですぐ分かるらしいです。食べるときは通常品と比べて食べられるようサンプルと通常品両方をセットで配布していました。

他にもいろいろあったのですが時間の関係で全てを回ることができませんでした。来年も機会があったら勉強に行こうと思います。一年に一回の公開なので、一度訪れてみるのも面白いと思います。

理研 一般公開2015和光地区 Part1




2015年4月18日に埼玉県和光市にある理化学研究所の一般公開があるので言ってきました。

和光にある理研って?

理化学研究所は様々な研究をするという場所はご存知の方も多いと思います。理研は全国に何箇所も研究拠点を持っていますが、和光市にある研究所が本部となっています。

ここではシンクロトロンと呼ばれる加速器を使った物理系の実験や脳科学などの生物系など幅広くやっています。

一般公開は私のようなずぶの素人でも研究施設を見学することができ、第一線で研究している研究者や学生さんから説明を受けることができます。

今回の記事では素人なり見てきた・説明していただいたことを紹介していきたいと思います。

素人がよく理解せずに書いているので誤りも多いかと思います。なので、軽く読んでいただければと思います。

サイクロトロンで原子に迫る

理研和光にあるサイクロトロン
超伝導リングサイクロトロン
和光のにあるサイクロトロンでは最大

物理系の研究として原子の性質に迫るというものがあります。

原子の性質が分かることで、世の中の物質の仕組みが分かったり、人類に役立つ放射性物質を得ることが出来たり、宇宙の創生の謎が分かったりします。

では、どのように謎に迫るかといいますと、原子と原子をぶつけることで新しい原子や同位体を作ることで迫っていきます。

そうすることで予想される新しい元素の性質と実際の性質を比較したりして理解を深めていくことが出来ます。

その新しい原子などを作るときに役立つのが写真にあるサイクロロトロンです。

作る原子によってイオンの種類は異なりますが、イオン化したウラン・カルシウム・キセノンをサイクロトロンと呼ばれる加速器で光の7割の速度まで加速させます。そして、ビスマスの壁に思いっきりぶつけることで元の原子がはじけ飛んだり・合体したりして新しい原子が生まれます。

理研和光のビームライン
サイクロトロンから続くビームライン
この中を加速したイオンが通る
和光理研の搬入扉
搬入扉
放射線遮蔽のためとても分厚い
この新しい原子を作る過程で放射線が出たりします。そのためこの施設自体が地下にあり、施設自体が分厚いコンクリートで覆われています。写真は搬入扉のものですが、とにかく分厚いです。

ただし、放射線が飛び交うのは稼動中のみで、停止中は地上と変らないレベルのところが多いです。

Part2に続く

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